当院は昭和 35 年10月に枕崎病院として枕崎市宮田町に開院し、昭和63年10月に医療法人設立と同11月に枕崎厚生病院へ名称変更を経て、平成8年2月に枕崎市白沢北町へ「ウエルフェア九州病院」として移転しました。
平成21年9月には社会医療法人の認定を受け精神科救急医療体制にも力を入れて、約60年にわたり地域に根差した医療を提供しております。
社会の変化に伴い精神科医療は開院当時のものとは全く違うものとなっており、敷居の高かった精神医療への理解も受け入れやすい世の中になってきていると感じます。昭和の時代には治療対象疾患の中心は統合失調症で入院治療が主でしたが、現在では高齢者や認知症性疾患の対応が増え入院対象の中心となってきています。
平成25年10月には県より認知症疾患医療センターの指定を受け、地域の認知症治療も初期から進行期まで担い他の医療機関とも連携を深めています。
当院では適切な診断に基づいて適切な医療が提供できるように治療体制も充実させています。また mECT(修正型電気けいれん療法)やクロザピンといった精神科専門療法を積極的に取り入れ、統合失調症、気分障害、認知症性疾患に対しては高い専門性をもって対応しています。
当院は今後も、
「患者様の健康回復に努め、もって患者様の生活安定と幸福に貢献すること」
「地域住民の健康維持管理に努め、もって地域社会の発展に貢献すること」
「職員の生活向上と幸福をはかること」
を基本理念とし、南薩地域で精神科医療を中心的に担う地域に根差した信頼される医療機関として、責任と自覚をもって皆様の健康と幸せに貢献できるよう、職員一同、質の高い医療の提供に努めてまいります。
ウエルフェア九州病院
院 長 鮫 島 稔 弥